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深谷外科医院でTL(トータルライフ) 医療講習会が初開催!

[2004.07.16]

6月26日(土)に、山と海に囲まれた緑豊かな町、和歌山県御坊市にある医療法人深谷外科医院(有床診療所)において、院長の深谷修平氏のお招きを受け、馬渕院長が講師となり「TL医療講習会」が開催されました。

この講習会は、「TL医療の理解を深め実践したい」という深谷院長の強い希望もあり、診療の終わった土曜日午後の外来待合室に椅子を集めて会場とし、深谷外科の職員約30名(医師、看護師、事務、調理師、守衛…)ほぼ全員が参加され開かれるという、講習会としては初の試みでした。

冒頭、深谷院長より「本日の講習会でTL医療についてさらに理解を深め、病院全体で実践してゆきたい」との挨拶をいただき、今回の講習会にかける期待を感じました。


馬渕院長の講演では、「対話による癒しの医療の実践」を大切にしており、その土台として、「医療者である前に一人の人間」として患者さんへの人間的な深い共感を持って出会うこと、また、患者さんご自身が苦しみの本当の原因を見つけ、「私が変わります」を生き、新しい人生を歩んでいただくために、医療者自身が「私が変わります」の実践をして、変わるとどうなるのかを体験してゆくことが必要とお話がありました。

そして、対話診療の実践によって、家族の再結と生きがいを取り戻したアルツハイマー型痴呆症の患者さんの症状が改善していった症例や、「病気を治そうと思ってなかった」ことに気づかれた重症筋無力症の患者さんが、病気を治す意志を立てられたことによって元気になられ、同時に症状も改善していった症例が分かち合われ、会場は驚きと共感に満たされました。

TL医療実践への憧れが高まる中、当院看護師より「私が変わります」を実践するためのシートの取り組みが共有されました。

その後、TL人間学を提唱していらっしゃる高橋佳子氏が、現場でTL医療を実践している看護師に、その実践によって頂かれた深い癒しについて語られている講演映像を拝見し、皆さん大変感動していらっしゃいました。


最後には質疑応答の時間が持たれ、参加者から寄せられた全ての質問に、馬渕院長が実体験に基づいた分かりやす言葉で答えられ、皆さんは身を乗り出し、真剣に聞かれていました。

今回のTL医療講習会を通して、深谷院長より「ぜひ私もTL医療を実践してゆきます」との力強いお言葉をいただき、また参加されたスタッフからも、「みんなと一緒に私が変わりますを生きたい」「勇気をいただきました」などの感想が寄せられ、TL医療への憧れと理解が深まる場となりました。

病院まるごと、どのような職種であれ、TL医療を実践する具体的な方法と大きな可能性の実感が深まり、TL医療が医療の現場ではたらく全ての方々に、そして何より多くの患者さんに待たれているとことを感じ、意欲が換起される時となりました。

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