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「平成18年度文京区医師会学術集会」にて、 穴水副院長が発表しました!

[2006.02.28]

2月18日(土)、日本医科大学内の講堂において、今年で4回目を迎えた「平成18年度文京区医師会学術集会」(文京区医師会主催)が開催されました。当日のプログラムは、「災害時の取り組みについて-今後の連携にむけて」という特集演題と、一般演題の2部構成になっており、文京区内で医療活動に従事しておられる、医師、歯科医師、訪問看護師、薬剤師など、幅広い分野の皆様が参加され、11演題が発表されました。

その一般演題で、当院の穴水聡一郎副院長が、「個人情報保護法施行を受けとめてのクリニックの取り組み」というテーマで発表しました。 


穴水副院長は、昨年4月に施行された個人情報保護法をうけて、まず当クリニックにおける個人情報の取り扱いの現状について点検しました。その過程で、「診療上、医療者が患者さんのデータを取り扱うのは当たり前」という意識があることに気づき、患者さんに対して、無自覚のうちに医療者として優位な立場に立っていたということを実感しました。それは患者さんの病気に目が向き、社会生活全般に関わる個人情報は、二の次になりやすい傾向にあることと受けとめました。この意識を変革してゆくと同時に、受付の改装など具体的な改善・整備に取り組んだことが、スライドを用いて分かち合われました。その結果、スタッフの意識も転換され、個人情報を患者さんの一部としてより大切に取り扱うようになったこと、それに伴ってヒヤリハットも減少するなど、クリニック全体の改善につながったことを報告しました。


参加された方は、医療者が意識を転換してゆくことの大切さを実感された様子でした。また、質疑応答では、診療の中での具体的な工夫点などの質問が活発にあり、個人情報保護の取り組みに対する関心の高さが伺われました。

時代・社会から医療者の意識の変革が求められていること、それに具体的に取り組むことによって私たちが願う癒しの医療へと一歩一歩近づいてゆける喜びを感じた発表でした。

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