トピックス
第13回日本抗加齢医学会総会で |
|
去る6月28(金)〜30日(日)までパシフィコ横浜で開催された、第13回日本抗加齢医学会総会に、院長を始め、穴水副院長、長屋副院長、大脇看護師長、武看護師が演題発表しました。28日に院長のポスターセッションで口火がきられ、30日に4題の発表に続きました。 馬渕院長は、「食べる順番療法のHbA1c改善効果を検証する試み」というテーマで、「食べる順番療法」の導入が一般内科の臨床現場でどの程度のHbA1cの改善効果をもたらすかについての検証を発表しました。
穴水副院長は、「凍結乾燥ミミズエキス(PR−DR)による動脈硬化改善効果の検討」とのテーマで、動脈硬化の改善への「凍結乾燥ミミズエキス(PR−DR)」の有効性を統計的に評価・検討し、発表しました。頸部エコー検査で、動脈硬化の改善が有意に認められたことから、動脈硬化症のこれまでの治療にPR-DRを併用することによって、より効果的な治療が可能になることを報告しました。
長屋副院長は、「軽度認知障害(MCI)に対するホスファチジルコリンの介入効果について」というテーマで、MCIに対するサプリメントの投与の結果を報告しました。 大脇看護師長と武看護師は、ロコモティブシンドロームへの取り組みを発表しました。 まず、武看護師から「ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)の診断指標開発の試み」として、当院の患者さんを対象にして作られた「ロコスコア」というロコモの程度を示す指標を開発したこと、それによって、トレーニングをした改善の程度が明らかに「見える化」できたことを報告しました。 大脇看護師長は、「抗加齢指導士によるロコトレ指導の試み」というテーマで、トレーニングを2か月以上続けられた患者さん16名のうち15名のロコスコアが、トレーニングをする前よりも有意に改善していたことを報告しました。 ロコモは、運動器の障害によって寝たきりになるリスクが高い状態のことを指しますが、寝たきりの原因の約20%近くをこのロコモが占めています。 これまで、運動器=整形外科の領域だと思っていた患者さんが具合が悪くなっていくのを何とか止めたいとの院長の願いから、当院全体でロコモ対策に取り組んできました。その結果、このように指標ができ、患者さんに有効に使用できること、そして、整形外科領域のみならず一般内科外来においても、ロコモ予防に貢献できることがあることに歓びを感じました。今後更に、ロコスコアを活用していきたい、と感じました。 日本抗加齢医学会は、加齢に焦点を当てた予防医学であり、元気で長寿を享受することを目指す理論的かつ実践的科学の学会です。総会は、今年で第13回を迎え、約4800人を超える方が参加されました。 日本抗加齢医学会総会で当院の取り組みを5題発表できたことは、患者さんのご協力をいただいたことが大変大きな力であったと感じています。 |
|
〒111−0034
東京都台東区雷門 2-6-3 ユニカ雷門ビル2F
診療科目:内科、消化器内科、呼吸器内科、老年内科、漢方内科、アレルギー科
■最寄駅
都営浅草線:浅草駅(A2出口) 徒歩2分
東武線:浅草駅 徒歩6分
銀座線:浅草駅(8番出口) 徒歩6分
田原町駅(3番出口) 徒歩4分
