メニュー

東京保険医協会にて、馬渕院長が講演

[2014.11.06]

10月19日(日)、東京保険医協会セミナールームにて、東京保険医協会主催の「医療活動交流集会2014」が開かれ、その中で馬渕院長の講演がありました。

今回は、「当院での『予防を重視した診療』への取り組みとロコモの『見える化』」というタイトルでのお話でした。

「予防を重視した診療」とは当院だけでなく、超高齢社会となった今、厚生労働省などの行政も医療の方向性を「治療医学から予防医学へ」と重心おくようにと、政策をさまざまな形で提案しているところです。それは、医療費の膨張から、今のような医療制度が継続できないことは明らかであるため、病気にならないように予防をしっかりする、ということは自然な流れでもあります。

そこで、当院では寝たきりの3大原因である、認知症、動脈硬化性疾患(心筋梗塞、脳梗塞など)、骨・関節疾患に注目をして、病気になる前段階で食い止めることに力を入れています。特に、骨・関節疾患の前段階でもある「ロコモティブシンドローム」にならないための、ロコモーション・トレーニング(ロコトレ)を実施して、確かに効果が出ることを実感してきました。さらに、それを数値化(見える化)して、患者さんの取り組みの意欲につなげることができました。患者さんもロコトレが長続きするようになったとの発表でした。

同行した医師である私も、少しの知恵と工夫で患者さんの効果がこれほどに違うのかと驚くと共に、今後もこのように患者さんに寄り添った臨床研究を知恵と工夫を使って続けてゆき、「予防を重視した診療」をより一層充実させていきたいと思います。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME