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第31回トータルライフ医療学術集会で当会からも演題発表しました!

2022年11月23日(祝・水)、第31回トータルライフ(TL)医療学術集会が、「日本再生の潮流を起こす――超高齢多死社会を迎え撃つ」のテーマのもと、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて開催されました。当会からは、演題発表を穴水聡一郎副院長、長屋直樹副院長(東京トータルライフクリニック)、中野由美子看護師(トータルライフ訪問看護ステーション雷門)、加藤真美ケアマネジャー、服部賢太サービス提供責任者(ウェルビーイング21居宅介護支援事業所)の5名が行ない、パネルディスカッションのパネリストを江川恵子所長(トータルライフ訪問看護ステーション雷門)が担いました。

新型コロナウイルス禍のなか、昨年に引き続き、会場発表とインターネットライブ配信のハイブリッド形式で行われ、総計27演題、医療や福祉のみならず今回は医学生からも、TL人間学を基とした実践が発表されました。

穴水副院長は、演題「医療法人トータルライフ医療会の歩みを振り返って感じる呼びかけ」で、当会設立30周年を機に企画された30年史(「TL医療会30年の軌跡」)の編纂を通して感じた呼びかけについて、報告しました。

長屋副院長は、演題「『健康と長寿のための因縁果報』を土台に置いた長期にわたる対話と同伴により、病と前向きに向き合い生命予後の延長をみたと思われる卵巣がんの一例」で、2015年に進行卵巣癌と診断され、各種治療を受けるも2018年に緩和ケア目的で当院在宅診療に移行した患者さんが、「健康と長寿のための因縁果報」を土台にした対話・同伴によって、4年もの時間を頂かれ、ご家族との絆も深めてゆかれた歩みを分かち合いました。

中野看護師は、演題「『因縁果報ウイズダム』により多職種が連携し、一人暮らしの利用者を自宅で看取ることができた1症例」で、肺癌末期の一人暮らしのご高齢のご婦人を、多職種で連携して支えたいと願い、「因縁果報ウイズダム」(※)に取り組み、医師、看護師、介護士など、この患者さんに関わる全員で話し合い、気持ちを一つにしてお支えし、ご自宅で安らかな最期を迎えていただくことができた事例を分かち合いました。

加藤ケアマネジャーは、演題「『ベストチョイス勉強会』によりヘルパーの役割を再認識した1事例」で、「いざという時のベストチョイス!――介護を通して自らと家族が輝く」(高橋佳子監修、GLA総合本部出版局編)を教材とした勉強会により、介護を通した出会いにも深い意味があるという人間観を育み、そのまなざしを持って利用者の方の介護に尽くしていくなかで、ヘルパーの役割は利用者に生活援助や身体介護を提供しながら、横並びの視線で歓びも悲しみも共有してお世話する、同伴者・体話者あると確信したことを分かち合いました。

服部サービス提供責任者は、演題「『因縁果報ウイズダム』の実践による小規模訪問介護事業所の赤字運営からの脱却への挑戦」で、事業所の赤字運営という問題に対して、「因縁果報ウイズダム」に取り組み、スタッフ全員で仕事に対する願いを共有し合い、仕事に従事する歓びが溢れるように変わっていったところ、利用者さんの依頼が増え、黒字運営に転換したことを分かち合いました。

江川所長は、パネルディスカッション「日本再生の潮流を起こす――超高齢多死社会を迎え撃つ」において、「人間を魂とみる看護で超高齢多死社会を迎え撃つ」と題した口演を行いました。訪問看護において、高橋佳子氏が提唱するTL人間学に基づいて、「人間を魂とみる」ことを実践原則として尽くしたとき、患者さんやそのご家族との絆が深く結ばれて、安心と信頼のなかで最期を迎えていただけるケースを多く体験することを分かち合い、訪問看護における「看護の質」を深め、これからの時代の要請に応えてゆきたいと、志を語りました。

TL人間学を基とした医療実践は、アフターコロナの時代に求められる医療・福祉の方向性を示しているのではないかと、強く感じました。今後の歩みに向けて、大きな希望をいただいた学術集会でした。

※高橋佳子氏が提唱するTL人間学における、問題の解決・創造のためのメソッド

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